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日本スノ−シュ−イング連盟主催
第五回 日光スノ−シュ−イング・レ−ス

選手リポート

選手リポート

第5回日光スノ−シュ−イング大会リポ−ト
藤原瑞穂

 去年は偶然ネットサーフィンをしていて見つけ、おもしろそうだと思い参加した。そこで出会った人々と伊豆アドベンチャーレースやクライミング、登山などいろいろなアウトドア活動をして楽しんだ一年だった。日光スノーシューイングレースは大げさだが、私の人生の転機となるイベントだった。今回のレースは私の年間計画(!)に最初から組み込まれていて、楽しみにしていたイベントのひとつ。去年参加してとても楽しめたので、周りの友人達にも声をかけた。今回の参加人数の多さには驚いたが、私も少しは貢献できたかな?
 2002年の伊豆アドベンチャーレースにおそれ多くも「HotChillys」のメンバーとして参加した私は(その時の結果は…)、今回そのサブチーム(?)「ポッと出娘」チームで臨んだ。HotChillysの名を語るには少しお笑いモードが入りすぎた私と去年のこのスノーシューレースで出会った伏見幸希子さんの二人。いろいろな競技にポッと出た人しかメンバーになれない希少価値の高いチームなのです(笑)。今回はうら若きトライアスリート、小嶋亮平くんをチームメートに迎えて出走した。チームウエアはHotChillysのヒョウ柄ツナギ。よなべしてご丁寧にシッポまでつけた力作である。ヒョウ柄で耳あても作ればよかった〜!!と着てみて後悔。何しに来たんだか・・・。最初は恥ずかしかったが、周りに「かわいいよ」などと持ち上げられ、意気揚々とスタート地点へ向かった。
 2月9日、この時期にしては暖かすぎるくらいの陽気。雪も少し緩んできている。少し動くと汗ばんできた。スタート地点でゼッケンのチェックを受けて、準備体操をする。去年も思ったのだが、ヨガを取りいれた体操はかなりリラックスできる。ふっとその先に目をやるとスタートのポールの向こうに激斜面が見える。ここを登るのかぁ。前夜のブリーフィングで厳しいコースだとは聞いていたが、しょっぱなからこんなに登らせなくても…。途中フリー区間があるということだったが、私は歩きやすいトレイル上を行こうと最初から決めていた。道に迷って5q地点で足切りされてしまったら、その後にある懸垂下降やチロリアンブリッジができなくなってしまう。9時過ぎに一斉スタート。みなガツガツと斜面を登っていく。前を行く人の蹴った雪が顔に当たって冷たい。ラッセルするのはつらいので先に行く人が踏み固めた道を進む。仲間達はみんなもうはるか彼方を走っている。私はスピードがないのでゆっくりのんびり行く。
 天気が良い中、森の中を歩く(走る)のはとてもさわやかな気分になる。贅沢な遊びだとつくづく思う。仲間の一人はレース中鹿を見かけたと興奮していた。奥日光ならではだ。思っていたより距離が長く、途中一息入れながら進む。去年は5qコースで滑り台になるような急な下りはなかったが、今年はアップダウンの激しいコース設定のため至る所で滑り台を楽しむことができた。私のように順位が後ろになるほど、前の人が滑って固めてくれるので余計にスピードが出ておもしろい。気分は天然ジェットコースターだ。HotChillysのつなぎウエアはこのジェットコースターを滑っても背中から雪が入ってこないので、冷たい思いをしなくてすんだ。急な登りは手も使ってキックしながら、下りはスノーシューのかかとを滑らすように、とレース中にだいぶコツをつかんだが、斜面をトラバースするのが難しい。何度もズルッと足を滑らせて転んでしまった。終盤小鳥のさえずりが聞こえてきそうな林間コースを抜けてゴール。ふう〜、疲れた!ゴール地点の広場ではエアボードで遊ぶ人あり、雪合戦する人あり、思い思いに雪遊びを楽しんでいた。レース後にクロカンスキーをした人もいた。みんな強者だ。
 レース後は温泉に入れるのでリラックスできる。用意してくれたおにぎりを食べたり、雑談したり。表彰式で発表された上位陣の顔ぶれは本当に豪華。いろいろな大会でも入賞している人達ばかりだ。タイムにも驚かされてしまう。「ポッと出娘」チームは入賞できなかったが、充分楽しませてもらった。この大会はすべてボランティアで運営されているとのこと。私たち参加者が楽しめるように企画運営するのは本当に大変だと思う。「来年はスタッフとして手伝います!」と言いたいところだが、こんなに自然と向き合える楽しいコースを走らない手はない。来年のカレンダーにも早速予定を書き込まなければ…。次回もどうぞよろしくお願いします。

 

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