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日本スノ−シュ−イング連盟主催
全日本山岳スノ−シュ−イング・レ−ス
in 妙高

選手感想文

男子5K1位 梶田泰葵

趣味で毎月市民マラソン(主に5km)に出場し、今回たまたまインターネットでこの大会を知りました。スノシューとはどんなものかしらなかったのですが、1/30に結婚式を挙げ、スキー旅行がしたかったので、嫁の承諾を得て、すぐ申し込みました。

どんな格好でとか、走り方にコツがいるかとか、心配でしたが、とにかく楽しんで走れれば良しと、前日はスキーを楽しみました。

当日をむかえ、走ってみると想像していたより、走りやすく、雪の上をサクサク走る感じがとても気持ちがよかったです。また、大自然の雪のなかを、感動しながら気持ちよく走れ、優勝することもでき、今後も参加していきたいです。

男子10K1位 佐藤英人

私の大好きなレースの一つである全日本スノーシューイングレースは、今年で4回目の参加となります。今レースは、ただの雪上マラソン大会とは異なり、スノーシューの可能性と雪山を楽しませようという雪山を知り尽くしたスタッフの皆さんが設定されるコースなので、スタッフのハートがそのコースロケーションからも伝わってきます。私個人としては年末になると今年はどんなコースが待っているのかと、楽しみにしているくらいです。さらに今年は岡田昇杯も設立されることを聞き、輪をかけて力が入るレースになりました。

レース前夜のパーティでは、雰囲気の良いログハウスのイタリアンレストランでわいわいと楽しい時間と沢山の食事を楽しませていただき、この時点ですでに大満足。正直、ここまで食事があって楽しめるなんて思ってもなかったので、このスノーシューイングレース自体に加えさらに楽しみが増えることになりました。

さて、レース当日は快晴!4回の経験からして相当発汗することが予想されたので、ライトウェイト長袖アンダーウェア1枚に半袖シャツを1枚重ね着し、下はロングタイツというスタイルで臨みました。
いよいよスタート。数キロ続くXCスキーコースでは、特に最初からとばすつもりはありませんでしたが、走りやすかったことやそのペースに体が動いてくれたので、結果的に先行する形になりました。しばらく走っても別段きつさを感じなかったので、そのスピードを維持し雪面を選びながらパタパタと走り続けました。

そのXCコースを数キロ走り終えた後、今大会のまさに山場となる長い登りに突入。これは本当にタフなもので、「エッまだ続くの?」とコースの先を見ながら思いました。そうはいってもせっかく1位ですから、何とかこのままゴールしたいので無理せず、でもペースは落とさず登り続けました。この時、スタート前に薄着のウェアリングを選択したことが巧を奏し、この厳しい登りでも暑くも寒くもなく正解でした。

そしてついに登りきり、あとは下りのみ。スノーシューの楽しみは跳ぶように下れることですから、登りで頑張ったのでここは思う存分、雪遊びをさせてもらいました。そして、ついに1位でゴール!走り終えた達成感は、厳しい山を登りきったことと雪遊びをした満足感があり、記録を狙うマラソンとはちょっと違う達成感です。それに今年は1位の満足感も加わり何も言うことはありません。

表彰式では今までもらったことのないカッコイイトロフィーを頂き、うれしい限りです。
こうして冬の山で楽しめるのは、連盟スタッフの方々はもちろん、妙高高原池の平スキー場の皆さんや民宿や地元の皆さんの理解と協力がないと絶対にできないだろうなぁとつくづく思いました。すでに今から来年のおもしろ苦しい?コースに期待をしています。

女子10K1位 宮本一美

 大会に初めて参加させていただきましたが、本当に楽しかったです。

前日、新潟にむけて高速を走らせている時は、あまりの雪の多さにびっくりしましたし、翌日の天気も、去年のようになるのではないかと心配していました。ラッセル覚悟していました。

でも、前日の山歩きでは雪質もよくゆっくりと山の声を聞きながら、自然の空気を思いっきり吸いながら気持ちの良いトレーニングになりました。私も雪の多い石川ですがスノーシューの練習に近場の山に週に一度練習しに行きましたが、あれだけの良いコンディション(天候、風、雪質)に恵まれた日はありませんでした。

 さらに当日の朝は日の出も見られるほどの天候に恵まれ、気持ちがわくわくしていました。

雪がきらきら輝いて霧氷もおだやかに向かえてくれました。前日に私達のコースを整備するためにスタッフの方々が深い雪をラッセルしてくださって本当にいたれりつくせり。おかげで楽しく山登りができました。と言ってもクロカンコースは思ったほど辛くはなかったですが登りは甘くはないですね。始めは走っていたのですが、スキーヤーやボーダーが楽しそうに滑っているゲレンデに隣接するコースになったころは、かなり疲れが出てきて歩くしかなかったです。やがて、登りきってから谷を右に見ながら縦走するのは難しく何度も谷側の足が嵌り滑ってバランスをくずし転倒しそうになりました。

 やっと下りのコースへ。私は下りが不得意で恐怖感を感じながらチャレンジ。雪質が良いので転んでも痛くないし恐怖感はなくなりました。そのうちにジェットコースターのような先の見えない下りになったとき思いっきりお尻ですべりました。ボブスレーしているように自分が雪のトンネルを、どこに行くんだか分からず雪に聞くしかない状態で、絶叫マシンに乗っているかのような興奮状態で、最高に面白かったです。スタッフの方達の応援もあり、コースアウトすることの多い私でも無事コースから外れることなく山をクリアできました。

 楽しかったくだりも終わりクロカンコースに足を踏み入れた瞬間の足の重さにびっくりしました。前半走ったコースなのに、まったく違うコースを走っているかのように足が前に出ません。ラスト1キロほどのクロカンコースが一番ひどかったかも。

でも、ゴール近くまで来ると歓声が聞こえてきて本当に元気になりました。めちゃ楽しく童心に帰る時間を作ってくださったスタッフの方々に感謝します。

 先日、岡田昇杯が届きました。ネーミングがしてあるトロフィーをいただくのは初めてで嬉しいものですね。大事にさせてもらいます。