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第一回日光
女子スノーシューイング・レース

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PHOTO BY 佐々木秀磨

レース結果報告

1999年2月26日付 NEWS RELEASE

開催要項  

 

レース結果報告
1999年2月26日
 

[日光で国内初の女子スノーシューイング大会開催]

 

2月21日、栃木県奥日光の光徳周辺で、第一回日光女子スノーシューイング・レースが開催された。主催は日本スノーシューイング連盟。コース全長は国際標準の5kmで、国内初の本格的なレース、それも女性だけで行われた。コース前半は例年に無く雪が少なかったため多少圧雪状態の夏道、後半は深さ約50cmの根雪に覆われたブッシュの中。標高差は約100m。

スノーシューイングとは、スノーシューというアルミニウムやハイパロンなどでできたカンジキのハイテク版を靴の上から履いて雪上をウォ−キング、ランニングする新しいウインタースポーツ。土の上よりも運動量が多くなるためエアロビクス効果が高く、しかもローインパクトで、冬期の運動兼レクリエーションとして今注目されている。本場アメリカでは年間500回以上のレースが行われている。

今回は、米国のメーカーから提供されたランニング専用のスノーシューを使った実験的なレース。トライアスロン、アドベンチャーレース、山岳マラソンなどのトップアスリーツ30名が参加した。いずれもスノーシューイングは初めてだったが、さすがトップアスリーツ、通常のランニングの倍に近い運動量となる雪上コースを全員が完走。トップは40分35秒をマークした。全員スノーシューイングの醍醐味を初体験し、早くも来シーズンのレースへの意欲を覗かせていた。

使用した米国ユバ社のスノーシューはかなりコンパクトで、足と同じように非対称の形状で、左足用と右足用にわかれている。このため、走る時に左右のスノーシュー同志のバッティングが少なく非常にハンドリングしやすい。後ろをバンジーコーで止める仕組みになっているビンディングは、軽ハイキング・シューズ、通常のランニング・シューズ、トレール・ランニング・シューズなどあらゆる靴に対応しており、雪上を走るという激しく複雑な動きにも快適に応答。慣れてくると、スノーシューを履いているという感覚すらなくなりそうだ。皆、初めはこんな華奢なスノーシューがと思っていたが、終わってみるとその耐久性と快適性には驚いていた。

零下で行われる運動量の多いスポーツだけに、今回のレースのもう一つの課題はウエアのシステム。5名が米国ホット・チリーズ社のアクティブ・アウトドア・スポーツ用のボディーフィット型のベース・レーヤーをテストした。袖ぐりにもう少し余裕が必要、蹴り上げた雪がボトムの背面に付着・凍結して痛いなどの課題が残ったが、保温・発汗などのクライメート・コントロールに関しては十分に性能を発揮した。

日本スノーシューイング連盟では、このレースの結果を踏まえて来シーズンは更に拡大したレースを行うと共に、雪上ウォーキング、ハイキング、自然観察など、スノーシューイングを自然に優しいスポーツ、レクリエーションとして、自然・安全教育も含めて幅広い普及活動を行っていく。

問い合わせは、日本スノーシューイング連盟042-362-7261。

 

開催要項

第1回 日光 女子スノ−シュ−イング・レ−ス
開催要綱

[開催趣旨]

 カンジキというイメ−ジしかなかったスノ−シュ−が、素材の進歩と人間工学の導入によってこの十年間にアメリカで飛躍的な進化を遂げ、ウォ−キングは勿論、急峻な登坂や、長距離を走れるまでになり、単なる雪上の歩行補助器具ではなく、雪上をウォ−キング、ランニングするスノ−シュ−イングという新しいスポ−ツを生み出しました。雪上でのウォ−キング、ランニングはロ−インパクトで、運動量も倍加し、エアロビクス運動としても優れており、冬期の運動兼レクリエ−ションとして最適です。また、雪上での機動性を増すことによって、登山や、スノ−ボ−ディング、自然観察をより快適に行うことができます。しかも、歩ける人なら誰でも簡単に使えるので、多くの人達が雪の自然に親しみ、自然の素晴らしさと大切さを体感することができます。
 私達はスノ−シュ−イングを自然にやさしいスポ−ツ、及びレクリエ−ションとして普及させ、心身の健康の増進と、自然と親しむ余暇活動の発展を図りたいと考えています。その第一段階として、多くの人々の注目を集め、スノ−シュ−イングの存在を知ってもらうために、本格的なレ−スを日本で初めて、それも女性だけで行うことを企画致しました。趣旨をご理解の上、ご協力、ご参加頂ければ幸いです。

日本スノ−シュ−イング連盟
代表 原田克彦

[主催]     日本スノ−シュ−イング連盟

[開催場所]   栃木県奥日光の光徳周辺

[コ−ス]    平坦地での一周約5 kmの夏道周回コ−スを一周するタイム・レ−ス。

[参加資格]

雪上5 kmのスノ−シュ−イングは、雪の無いコ−スでの10 kmに相当します。雪の無い状態で10 kmを完走できる、健康な女性であれば誰でも参加できます。

[賞品]

上位5位までの方に、GREGORYのパック、ST.MORITZのスポ−ツウオッチ、HOT CHILLYSのベ−ス・レ−ヤ−等を、また全参加者に参加賞を差上げます。

[参加費用]   後述の保険料1,000円のみです。レ−ス当日、受付時にお支払い下さい

[開催日時]    1999年2月21日日曜日

午前10時00分〜午前11時00分 前日現地入りした方のための講習
午前11時00分 受付開始
午前11時30分 開会
午前11時30分〜 午後12時30分 講習とウオ−ミングアップ
午後12時30分 レ−ス スタ−ト
午後02時00分 閉会

[当日の集合場所]  戦場ヶ原の三本松バス停留所前

[交通]     これは東京方面から来られる場合の参考です。ご自分で事前にご確認下さい。

車:
東京都内〜(首都高)〜川口〜(東北自動車道−60分)〜宇都宮IC〜(日光宇都宮道路−20分)〜清滝IC〜(国道120号−20分)〜中禅寺湖〜(国道120号−10分)〜戦場ヶ原 三本松

電車・バス:
東武浅草駅発     午前7時30分 (けごん1号 往復5480円)
東武日光駅着     午前9時19分
東武バス日光駅発  午前9時26分
三本松着(およそ)  午前10時30分

[宿泊]

前日から現地に入られる場合は、近くに次のような施設があります。ご希望であれば、当事務局が予約致しますので、参加申込書にその旨記載して下さい。なお、国立公園内ですので、テントは張れません。

民宿  戦場ヶ原山荘 0288−55−0173
ペンション  アイリス 0288−55−0441
ペンション  ア−ティスティック 0288−55−0704

[装備]

道具: スノ−シュ−は、アメリカのYUBA社の協力でクロス・トレ−ニング用の最新モデルを無料でお貸しします。靴は通常のランニング・シュ−ズに防水処理するか、トレ−ル・ランニング用のシュ−ズか、軽登山靴を使って下さい。いずれの場合も、スパッツは必要です。

服装: 初め寒く、後で汗をかくので、保温性の高い吸汗・速乾性のベ−ス・レ−ヤ−(下着)の使用をお勧めします。ミドル・レ−ヤ−としては、身体が動かしやすい、フリ−スのベストなども良いかと思います。吹雪くこともありますので、アウタ−として、フ−ド付の軽い透湿防水性のパ−カ−を準備して下さい。レ−スの前後は冷えますから、十分防寒対策をして下さい。

[保険と免責]

参加者全員に2月20日から22日の、2泊3日の旅行保険に加入させて頂きます。当連盟は、この保険の範囲を超える一切の事故、怪我、及びその損害賠償の責を負いません。

[申込方法]

地球倶楽部に電子メールでお申し込み下さい。

[事務局]

日本スノ−シュ−イング連盟
〒183−0034東京都府中市住吉町2−18−1−611
TEL 042−362−7261  FAX 042−362−7296