CcLogoName.jpg (3006 バイト)
木.jpg (12867 バイト)
born earth.JPG (2127 バイト)


(形見本)

岡田昇杯

岡田昇氏は、2002年1月に穂高岳で遭難されました。5年をかけて北極圏で取材・撮影をする新たなる遠征に備えてのトレーニング中でした。今も手元に残る企画書には取材趣旨として「多くの人達に環境保護の大切さを訴えるためにもこのような知られざる極北の文化と自然を日本だけでなく世界に伝えるために、大判の写真集を日本語と英語版で同時刊行し、長編ノンフィクションで綴ります。また、これら北極圏で撮影した作品は写真集や単行本だけでなく、多くの人達に環境保護の大切さを訴えるためにも、例えば日本の主要都市のギャラリーで写真展開催も計画しています。」取材のタイトルは「遥かなる極北の大地で生命の輝きを捉える」。そして「知られざる自然の驚異の世界を追求するために今まで蓄積してきた経験を生かして命がけの撮影を行いたいと思います。」と結んでおられます。

日本スノーシューイング連盟は、ただ単にスノーシューイングの普及活動をしているのではなく、多くの方々に自然のすばらしさを知ってもらい、大切にしていただきたいと願っています。そこで、志を同じくする岡田昇氏を永く記憶にとどめると共に、その志を多くの仲間達と引継いでいくべく、ご遺族の賛同を得て、全日本山岳スノーシューイング・レースに岡田昇杯を制定することとなりました。

レースを通して自然の素晴らしさと厳しさを体感し、一人一人が出来る範囲内で地球環境を守っていこうではありませんか。

原田克彦
日本スノーシューイング連盟

岡田昇氏のプロフィール